火災・消火体験に行きました!

今日は、喫茶ポエム福祉作業所の視覚障がい者の方と一緒に福岡市民防災センターで火災(煙)と消火体験に行ってきました。

火災が発生して煙が出ているという部屋の中に入りました。甘い香りを感じた人は?の問いに手を挙げた人が数名・・
これは煙を吸った人ということなのでダメですよと言われて苦笑い
腰を低くして必ず鼻と口をハンカチなどで覆って下さいの注意あり
そこで、利用者さんから質問
「目が見えないから片手は介助の人の肩にのせているので腰を低くすることができないし、反対の手は白状を持っていたり壁を触りながら移動するので、手で鼻と口を押さえるのは難しい。マスクをするかマスクの中にハンカチを挟むではダメですか?」
答えは「NO!マスクだけでは煙を通します。またマスクの中にハンカチを入れてもマスクやハンカチが動くので効果がなくなります。命を守る第一行動は手て鼻と口を押えることなので何とか行ってください」とのことでした、

では、災害時に視覚障がい者の方を介助者はどのように移動の手引きをするのが一番いいのか・・・
消防士さんも一緒に考えてくださいました。

いろいろと意見を出し合い実践した結果、視覚障がい者の方の腕を介助者が掴んで誘導するのが一番安全だろうとなりました。 

次は皆で消火体験をしました。
①ピン抜く ②構える ③押す で噴射~~~!!

消火器の薬剤は15秒間出ます。火事の時に15秒で消せなければすぐ逃げて下さい。
火災で一番大事なことは「火事だ~逃げろ~!!」と声をあげることですと説明がありました。
火元がどこなのか視覚障がい者の方に正しく伝わっておらず、全く違う場所を消火してしまってました人もいますが
チームワークで無事に消火に成功しました!!

【体験を終えて感じたこと、わかったことなど】
1.火災報知器が鳴っても状況がつかめない(どの部屋の何が燃えているのか)
2.状況がすぐに分からないので不安である
3.災害時に介助する方もされる方もやはり信頼関係は大事
4.災害時の誘導する方法を当事者と一緒に考え日頃から訓練しておく必要がある
5.火元がどこなのか、情報の伝え方が難しい(消火活動の場合)
6.白状を持っていないと不安になる

この事業は九州朝日放送(株)、(株)セブン‐イレブン・ジャパン、
トヨタL&F福岡(株)から「福岡県共助社会づくり基金」への寄附金を活用して実施しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です