目次
Toggle僕等が凄く大変な事を
そこまでしてやる理由。
10月18日、福岡県中間市で開催された『やっちゃれ祭り』にハッピーライド海賊団も参加させていただきました!
参加してくださった中間市の皆さん
お手伝いに入ってくれた楓ちゃん・みくちゃん・もりさきさん
なにより打ち合わせ段階から面倒見ていただいた夢マルシエの東さん
本当に本当にありがとうございました。お世話になりました。
ハッピーライド海賊団の企画の全容
今回、ハッピーライドが会場に持ち込んだもの
高さ3メートルの巨大な死神エアブローのアーチ装飾
海賊団の等身大2メートルのパネル!
そして、大きな大きな目立つ「謎解き宝探し」の看板!
景品600人分の海賊おやつ
SNS用のCM動画・海賊団のBGM作成
さらにスタッフ全員が海賊の衣装に身を包み
総勢11人体制で参加しました。
もう、めっちゃ大がかりです(笑)
お仕事としていただくときは3桁万円ほどの企画内容です
この力のいれよう!!!
【 写真①|イベント全体のメイン写真】

実は、この派手な装飾には理由があるんです。
高さ3メートルのエアアーチも、等身大パネルも、大きな看板も。
そして、全員が海賊に扮していることにも、ちゃんと理由があるんです。
それは、参加者の足を止める為
「なんか面白そう!」
「参加してみたい!」
と思ってもらうため。
つまり、人の心を動かすための仕掛けなんです。
普通、防災イベントって聞くと、ちょっと堅苦しいイメージがありませんか?
ましてや「福祉防災」なんて言われても、そもそも興味を持ってもらうこと自体が難しい。
だったら、まずは動機づけを作って
楽しそうだと思ってもらおう!注目を集めるを第一に考えました。
海賊でも、巨大な死神でも、謎解きでもいいんだけど
でっかいもの(装飾)で足を止めて楽しそうな音楽に
何だかわからないけど、面白そうだから行ってみよう!
そんな入口をつくりたかったんです。
でもね。
楽しさは目的じゃなくて、入口なんです。
実は、その先に僕たちが本当にやりたいことがあります。
振り向かせ足を止める仕掛け
僕たちが本当にやりたいこと。
それは、一人でも多くの人に「タスカルテ」を記入して欲しいんです。
タスカルテとは、自分や家族の災害への備えを確認する、いわば「自分の防災取扱説明書」です。
水や食料の備蓄はできているか。
災害が起きたとき、安全な場所に避難できるか。
そのとき、困りそうなことはないか。
そんなことを一つひとつ確認してもらいます。
そして、希望された方とは直接お話しして、困っていることや不安に感じていることを聞き、一緒に解決方法を考えたいんです。
【 写真②|タスカルテを記入している様子】

なぜ、そこまでするのか?
というと
実は、災害が起きる前から避難することを
あきらめている人達がいるからです。
特に、障がいのある方や支援を必要とする方の中には
避難したくても移動が難しかったり
避難所での生活に不安を抱えていたりする人がいます。
僕たちは、そんな人たちにこそ出会いたい。
そして、少しでも「あきらめなくていい方法」を一緒に考えたいんです。
そこに辿り着くために
巨大なアーチを運び、海賊の衣装を着て、謎解きまでやるし
朝早くから大量の装飾品を持ち込んで、予算も労力もかける。
全部、そのきっかけをつくるためなんです。
ちなみに、タスカルテは謎解きの問題を解くためのものではありません。
タスカルテを書いてもらうための入口として
謎解きエンタメを用意しているんです。
でも、実は……。
この謎解き自体にも、もう一つ秘密があるんです。
振り向かせる仕掛け2
実は謎解きの問題や座組にも仕掛けがあります。
普通、親子向けの謎解きだったら、誰でも解けるように簡単にしたり
漢字にルビを振ったりすると思うんです。
でも、ハッピーライドは、あえてそうしないことがあります。
ちょっと難しい問題を出したり、ルビを振らなかったり。
それは・・・
「わからない」「できない」を、誰かに伝える機会をつくりたいからです。
わからなかったら、聞けばいい。
困ったら、相談すればいい。
誰かが困っていたら、余裕があれば一緒に考えればいい。
そんな会話や助け合いが生まれるように、あえて余白を残しているんです。
※これって災害時の支援に似ていません?
今回のやっちゃれ祭りでも、そんな場面がたくさんありました。
「わからん!わからん!」
と言いながら、一生懸命に問題を考える子どもたち。
参加者同士でヒントを出し合ったり
「問題は向こうにありましたよー!」
なんて、自然に声をかけ合ったり。
そして、謎が解けた瞬間!
「わかったー!!」
と大喜びして、飛び跳ねる子どもたちもたくさんいました。
あの姿を見ると、めっちゃ嬉しくなるんです!
手間をかけたからこそたまんないですよね
【 写真③|子どもたちが謎解きに挑戦している写真】

【 写真④|参加者同士や海賊スタッフとの笑顔の交流写真】

実はこれ「助けての練習」なんです。
災害時に知らない人に突然「助けてください」
と言うのは簡単なことではありません。
特に、普段から人に遠慮してしまう方や、困っていてもなかなか声を上げられない方にとっては、なおさらです。
だからこそ、何も起きていない日常の中で
楽しみながら声をかけ合う経験をしてほしい。
「わからないから教えて!」
「一緒に考えよう!」
「こっちにヒントがあったよ!」
そんな何気ない会話が
人と人との心の距離を近づけるきっかけになると思うんです。
僕達は、これを「助けての練習」と考えています。
【 画像⑤|「助けての練習」の説明画像】

もちろん、困っている人をわざと放置するわけではありません。
「聞いてもいい」「相談してもいい」という環境をつくったうえで、参加者同士の会話が生まれる余白を残しているんです。
謎解きの正解を見つけることだけが、僕たちの目的ではありません。
その過程で生まれる会話や協力にこそ、大切な意味があると思っています。
災害が起きてから、初めて助け合うのではなく。
何も起きていない日常の中で、自然に声をかけ合える関係をつくっておく。
そんな「ご近助」の関係が、いざというときの支えになると考えています。
思えば17年間、そんなことを考えてきました。
ハッピーライドは2009年から活動しています。
もう17年。
もちろん、最初からこんな仕組みができていたわけではありません。
いろんなことを試して、失敗して、考え直して。
「どうすれば福祉や防災に関心がない人にも参加してもらえるんだろう?」
「どうすれば、困っている人の声を聞けるんだろう?」
「どうすれば、災害が起きる前から人と人がつながれるんだろう?」
そんなことを考えながら、仮説と検証を繰り返してきました。
だから、僕たちのイベントには
一見すると意味がなさそうなことにも理由が全部あります。
高さ3メートルの巨大なアーチも。
海賊の衣装も。
ちょっと難しい謎解きも。
少し小さな解答用紙も
全部、僕たちなりに考えてきた仕掛けなんです。
【 写真⑥|海賊団写真】

正直に言うと、イベントの準備って、めっちゃ大変なんです。
巨大な装飾を用意して、運んで、組み立てて。
謎解きの問題も、ただ面白ければいいわけではありません。
どんな会話が生まれるのか。
どんな気づきにつながるのか。
そんなことまで考えてつくっています。
対象者にあう人達へ難易度チエックのお願いをして
修正を加えて・・・
そこまでやる?
って思うこともあります(笑)
でも、やるんです。
避難をあきらめている人に、僕たちの活動を届けたいから。
そして、タスカルテを通して、その人が抱えている困りごとを知りたい。
直接話して、一緒にできることを考えたい。
一人でも多くの人に、災害への備えや
誰かに頼ることをあきらめないでほしい。
そのためだったら惜しみません
【 写真⑦|ハッピーライド海賊団の集合写真】
使用する写真: 今回参加した海賊団のスタッフが集合している写真。全員が笑顔で、楽しそうな雰囲気が伝わるもの。
配置の狙い: 活動を支えている人たちの顔を見せ、団体への親近感を高める。次の「仲間募集」につながる重要な写真。
最後に、ちょっとお願いがあります。
ハッピーライドは2009年から、17年間いろんなことを試してきました。
失敗もしました。
思い通りにいかないことなんて、めっちゃあります(笑)
でも、その経験の中で、僕たちなりに積み重ねてきた
ノウハウやプログラムがあります。
そして今、これをもっと多くの地域に届けたいと思っています。
僕たちだけじゃ、できることに限界があるんです。
全国にはきっと、福祉や防災について
何かしたいと思っている人がいるはずです。
でも、何から始めたらいいかわからない。
一緒に活動する仲間がいない。
そんな人もいると思うんです。
だったら、ハッピーライドと一緒にやりませんか?
福岡でイベントを手伝ってくれる人も。
全国各地で僕たちのプログラムを一緒に届けてくれる人も
企画が得意な人、デザインができる人、人と話すのが好きな人
もちろん、特別なスキルがなくたって構いません。
僕たちのやり方へのアイデアもアドバイスも大歓迎です。
ただ、一つだけ。
「避難をあきらめている人を、一人でも減らしたい」
この想いだけは、これからも変わりません。
そのために、僕たちはこれからも
普通なら「そこまでやる?」と言われるようなことを
こだわってやっていきます。
だから、もし少しでも面白そうだと思ってもらえたら。
あなたの力を貸してもらえませんか?
