「ごめんなさい。避難所は、まだ未完成です。」

目次

「ごめんなさい。避難所は、まだ未完成です。」

避難所という場所は、
本来、命を守るための場所

でも現実には、そこに行くことをためらう人がいる。

高齢者。
障がいのある人。
妊婦。
けがをした人。

そしてその家族。

理由はとてもシンプルだ。

「迷惑をかけてしまうかもしれない」

そう思ってしまうからだ。


「たまたまできない」が申し訳ない空気をつくる

避難所では、
多くの人が同じ空間で生活する。

トイレ。
食事。
移動。
情報。

その中で、「たまたま できないこと」がある人は、
どうしても遠慮してしまう。

手伝ってほしい。
説明してほしい。
少し配慮してほしい。

でもその言葉は、
なかなか口に出せない。

なぜなら、
社会の空気のどこかに

「できないことは迷惑」

という前提があるからだ。


でも、本当は違う

「できない」は、その人の問題ではない。

それは、
社会の設計の問題だ。


想像が足りなかっただけ。
配慮が足りなかっただけ。

だからこそ、このカードには
こう書いてある。

「ごめんなさい。この避難所は、まだ未完成です。」


避難所は完成していない

避難所は、
最初から完璧に作れる場所ではない。

なぜなら、
人の特性は本当に多様だからだ。

目が見えない人
耳が聞こえにくい人
車いすの人
発達特性のある人
体調が悪い人
子どもがいる人

すべてを最初から想定することは
実はとても難しい。

だから避難所は、
最初から完成している必要はない。

むしろ大切なのは、

「未完成であることを認めること」

だと思う。


あなたの声が、次のピースになる

カードの中央には、
パズルのピースが抜けている。

そこにはこう書いてある。

「あなたの声」

避難所は、
行政だけで完成するものではない。

地域だけでもない。
専門家だけでもない。

そこにいる人の
「困った」
「こうしてほしい」

その声があって、
はじめて次のピースがはまる。


未完成だから、希望がある

もし避難所が
最初から完成していると言われたら、

そこに改善の余地はない。

でも、

「まだ未完成です」

と言えるなら、
そこには未来がある。

もっと良くできる。
もっと安全にできる。
もっと安心できる場所にできる。


「できない」は、社会をよくするヒント

障がいがある人。
高齢者。
子ども。

そういう人たちの
「できない」という声は、

実は社会の欠けているピースを
教えてくれている。

それは迷惑ではない。

むしろ、

社会を完成に近づけるヒント
なのだと思う。


最後に

避難所は、まだ未完成。

でもそれは、
失敗ではない。

一緒に作る余地があるということ。

もし不便なことがあったら、
遠慮しないで教えてください。

その声が、
次のピースになります。

 

 

 



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