誰かを外す仕組みや考えについての考察


誰かを外す仕組みや考えは、自分にもまわってくる。

■ 実は避難所に、いられなかった人が(沢山)いる

 

ある視覚障がいのある方が、
災害時の避難所にいられませんでした。

理由はひとつではありません。

  • 通路がわかりにくかった

  • トイレが不安だった

  • 周囲の状況がつかめなかった

でも、それだけではありません。

「申し訳なかった」
「迷惑をかけたくなかった」
「遠慮した」

そして、自分の特性を十分に理解してもらえなかった。

だから、その人は避難所を離れました。


■ 悪意はなくても、排除は起きる

 

ここに悪意はありません。

けれど、現実として起きていることがあります。

みんなの「当たり前」を想定して作った場所に、想定されていない人がいる。

元気な人を前提に。
動ける人を前提に。
声を出せる人を前提に。

その“当たり前”の外にいる人が、
静かに遠慮していきます。


■ 14年考え続けてきた答え

 

ハッピーライドは14年、この問いを考え続けてきました。

なぜ、遠慮が生まれるのか。
なぜ、声が消えるのか。
なぜ、いられなくなるのか。

そして、ようやく言語化できた言葉の中の一つが

「誰かを外す仕組みや考えは、自分にもまわってくる。」

怖く感じましたか?
それとも当然だと思いましたか?


■ 災害時の現実

避難所では、

  • 食べられないこともある

  • 水が十分に飲めないこともある

  • 眠れないこともある

  • プライバシーもない

  • 先行きは不透明

そんな状況の中で、

「申し訳ない」が重なると、
人は静かにその場を離れていきます。


■ ハッピーライドが目指す世界

支援は義務じゃない。でも、優しい世界をつくりたい。

ハッピーライドは言います。

頼む自由。
断る自由。でも、優しい世界をつくりたい。

それは、

「助けなければならない世界」ではなく助け合いが『当たり前』の世界。


■ 弱さから設計する

 

一人だけ助かっても、地域は機能しない。

だからこそ、

弱いところから考える。

「できない」は、地域の課題を教えてくれる。

「できない」は、特別扱いのための言葉ではない。

みんなが安心していられる設計に変えていくための、大切なヒント。


■ 私たちの選択

私たちは、誰かの“できない”を遠慮にさせない地域をつくる。

それが、ハッピーライドの選択です。

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