「できない」が地域を救うその2

⑤ あなたの声が、街を「デバッグ」する

ソフトウェアにバグ報告が不可欠なように、
街の安全にも「バグ報告」が必要です。

  • 段差が危険

  • 避難所の掲示が読めない

  • 音声案内がない

これらは「文句」ではなく、
事故が起きる前に出された専門的な指摘です。

実際、多くの自治体や地域活動では、当事者の声をきっかけに

  • スロープ設置

  • 表示改善

  • 避難所運営ルールの見直し
    が行われています。


⑥ リスク管理としての「弱さの開示」

健常者の視点だけでは見えないリスクがあります。
これは能力の問題ではなく、立っている位置の違いです。

車いす利用者や視覚障がい者の視点から見える危険は、

  • 転倒しやすい場所

  • 誘導が分かりにくい動線

  • 情報が届かないポイント

など、誰にとっても危険になりうる要素です。

弱さの開示は、地域にとって

最大のリスク管理
になる、というのがここでのポイントです。


⑦ 必要なのは「できない」を歓迎する土壌

声は、出す人だけの問題ではありません。
受け取る側の姿勢がなければ、声は育ちません。

大切なのは、

  • かわいそうで終わらせない

  • 特別扱いにしない

  • データとして受け止める

という地域・行政側のマインドセットです。

心理的安全性のある場があって初めて、
声は「価値ある情報」になります。


⑧ 合言葉は「教えてくれてありがとう」

弱さや不便さを打ち明けられた時、
すぐに解決策を出す必要はありません。

まず必要なのは、

「教えてくれて、ありがとう」

この一言です。

この言葉があるだけで、

  • 当事者は否定されない

  • 情報は次につながる

  • 地域の信頼が積み重なる

という好循環が生まれます。

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