令和7年10月14日
関係各位
視覚障がい者防災研究会
(NPO法人ハッピーライド)
代表 常田 貴清
もしもの時、あなたと大切な人の命を守るために
視覚障がい者の「避難・移動・宿泊体験会」開催のご案内
拝啓 秋麗の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はNPOの活動にご理解とご支援をいただき御礼申し上げます。
さて、この度視覚障がい者の「避難・移動・宿泊体験会」を開催することとなりましたので以下のとおりご案内致します。開催の趣旨をご理解いただきご参加いただけると幸いです。
【イベント概要】
日時: 11月8日(土)午前15時30分
会場: 別府公民館
参加費: 無料
定員:50人
出演・協力:全盲の防災士・井上直也さん、博多あんあんリーダー会
この体験会で得られること
• 「避難」を“自分ごと”として考える実践的な体験
• 支援者・行政・当事者が一緒に語り合うリアルな場
• 不安を「できる!」に変える確かな知識と仲間
【趣旨】
災害は、ある日突然やってきます。
そしてそのとき、「どう動けばいいか」が命を分けます。
目からの情報が限られる視覚障がい者にとって、「避難して」と言われても、
外の状況が見えない…その一歩が、とても怖いというのが現実です。
「道路がどうなっているか分からない」
「避難所で迷惑をかけるのではないか」
「助けて欲しいけれど、誰にどう伝えればいいのか…」
こうした“本当の声”が、まだ社会に届いていません。だからこそ、支援の輪も、まだ十分に広がっていません。
社会に届けたい想いがある
私たちは、この現実を変えたい。
NPO法人ハッピーライドは、「福祉防災で困った時に日本で1番頼られる存在になる」という想いで北は気仙沼、南は熊本まで全国を駆け回り200名を超える視覚障がい者の声を聴いてきました。その経験と知識を、あなたとあなたの大切な人の“命を守る力”に変えるための体験会を開催します。
想像してみてください。
水が使えない時、トイレは流せません。
では、どうしたらいいか知っていますか?誰に言えばトイレに連れて行って貰えるのか
知っていますか?避難所の受付けは?
…その不安、どう解消しますか?
「避難なんて無理」と諦めてしまう前に、
“いざという時の選択肢”を一緒に増やしましょう。あなたの一歩が、未来を守ります。「移動が不安で…」「面倒くさいし、今じゃなくても…」
そう感じるあなたこそ、来てほしい。
この日だけは、“誰かのため”でも、“義務”でもなく、
あなた自身のために、行動する時間にしてほしい。
その一歩が、きっと未来のあなたと、大切な人を守る“お守り”になります。
NPO法人ハッピーライド一同
心からみなさまのご参加をお待ちしています。