ー局地的に見ると真実を誤解する危険性ー
はじめに:誤解が生まれる瞬間
人は断片的な情報や一瞬の光景だけで結論を出しがちです。視点や背景を十分に知らずに判断すると、誤解や摩擦が生まれます。この傾向は、日常生活だけでなく非常時や避難所生活においても顕著です。緊急時は特に緊張や不安から視野が狭まり、判断を誤るリスクが増します。
視点の違いを考える
崖にぶら下がる女性と、その場を離れる男性の場面を見て下さい
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下から見れば「見捨てた」と見える
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上から見れば「ロープを取りに行った」と見える
👉 どの瞬間を切り取ったかでかなり違いますよね?
実際の事例1(東日本大震災:電源席利用の誤解)
実際の事例2(熊本地震:毛布配布トラブル)
分析と対策
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情報共有をこまめに:掲示や声かけで背景や意図を伝える
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一瞬で判断しない習慣:「見えない背景があるかも」と立ち止まる
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第三者視点を持つ:視界外の可能性を意識する
専門的見解
防災心理学によると、緊急時には視野狭窄が起こりやすく、短絡的判断や怒りが増幅します。
避難所運営には多方向視点を提供する仕組みが有効です。 (出典:防災心理学研究会)

まとめ
見える一瞬で判断せず、多角的な視点を持つことが誤解防止の鍵です。その意識が真の支援と共生に直結します。
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