Tomorrow’s Life Museum見学ツアーの企画理由

多様な方々のご参加で 疑似避難所風な「多様性の共生の場」
を体験していただく機会を作り出す事ができました。

今回の事業の狙いは大きく分けて3つ

1.「在宅避難という1つの防災の選択肢」を体験し考え対話する
2.避難所疑似体験で起こりうる課題を理解に変換する
3.多様な場で違いを知り認めあうインクルーシブ社会を体験する

※本来ならばイベント企画業は当日までに想定されるリスクを全部つぶしてトラブルを回避する事が仕事であるが今回はあえて先回りしてトラブル回避はせず

・「在宅避難という1つの防災の選択肢」を考え対話するために積水ハウス様にご協力いただきました。本当に安心安全・快適な建物なんてあるのか?をそれぞれご自身で体験していただき質問やご自身の立場での感想の共有ができる「多様性の共生の場」を作る

・避難所疑似体験で起こりうる課題を理解に変換する

このバスの中を災害時の避難所と想定してみて欲しい

▸発達障がいの子がずっと大声を出したり、あなたが不意に叩かれたり列に割り込まれたりしたらどう思うだろうか?怒鳴り散らす?どうするだろうか?

▸視覚障がい者が急にトイレに行きたくなったとしたら初めていく場所のトイレに行けるわけがないしに頼っていいかもわからないとしたら
当事者はどうするんだろう?
経験のない支援者はどんな行動するでだろうか?見て見ぬふりをする?

▸車いすユーザーが段差があってトイレに入れない!そんな時どう支援する?
配信したりする人も0ではない(いそう)

事実・・・今までの避難所では「障がい」の特性や物理的な理由を理解してもらえずトラブルが起きて事件になっている。

この問題は毎回の支援が必要だからという「心の問題」で起きているのだが支援者も要支援者も解決案はもっているだろうか?メンタルの問題?助け合いの心?知識や情報や人的リソースITの力で解決できるのだろうか?  

インクルーシブ社会はできていますか?

避難所にいるという事は全員被災している状態である

とすると・・・いつもは穏やかな人が豹変したりヒステリックになっている事だって十分考えられる(ある)

そんな人達が毎回支援してくれる心の余裕はあるだろうか?(ない)

障がい者の防災や避難所の人権を語るときは最低でも
ここまでイメージできていたほうがいい

ここまで考えた上で課題を理解に変えるためのアクションプランやアイデアを考える事・想像する事・知ってもらう事というプロセスが凄く大切になる。

果たして避難所は安心安全か?

心が疲弊し余裕がない状態の人達がお互いを認め合う
インクルーシブ社会は成立するのか?

こんな問いかけを当事者も関係者も自分にして防災に関する
知識をアップデートして欲しい
・・・そんな思いも少なからず
この見学ツアーには込められている。

トラブルの事例でいうと
▸避難所で大声を出す発達障がい者を
積水ハウスの防音技術で抑えることが出来ると聞いた。

積水ハウスは阪神淡路震大災以降の建物は
半壊も全壊も「0」だと聞いた(本当なら安心安全で避難所に行く必要がない)

本当ならば変わる未来があるし

避難する事をあきらめている
人達に希望を灯すと思っている。

僕等は迷いながら13年間ずっと仮説検証を繰り返してきた。


そんな想いのなか本日、福祉施設や行政のかたがたや当事者、興味を持ってくれた方には本当に安心安全なのか?疑いの目を持って積水ハウスの技術を体験して欲しい。
なぜ高いのかも遠慮なく突っ込んで欲しい。
もし納得いく答えが見つかったら
在宅避難(自宅や福祉施設を含む)という防災の選択肢も視野にいれて欲しい

応援よろしくお願いします

次回は1月18日フォーラム開催

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